メビウス

やっぱり僕は視野狭窄な人間なんだなー。
と、思うわけで。
にしてもなんだろう。体調がすこぶる思わしくない。
ご迷惑をおかけします。
節々が痛むし胸のむかつきは取れないし後頭部は痛いし。寒気とか怖気はないから風邪じゃない。
取り合えず古風はなんとでもなりそうで、一安心。
胸の痞えが取れたと言えば取れそうかな。
少なくとも目が翳むのは風邪じゃないと思う。暖かくして寝るのが一番なんだろうなぁ。

僕はいつものように人を傷つけ、それを自覚しながらも理由に辿り着けずにいる。
傷つけたが理由が分からないと言うのは恐ろしい事だ。
自覚がない故に繰り返しては恐れを抱く。
今度は何をしでかしたのだろうか。
記憶がすっぽり抜けているのに似ている。
どうにも思い出せないのは自分に都合の悪い事なのだからだろう。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も。
同じ過ちばかりを繰り返してはその自責に自滅している。
傷つけられた人達を差し置いて傷ついている振りなどしている自分が間抜けすぎる。
悪ならば悪らしく、平然とすべきか。

―――よく分からなくなってきた。

僕はどうしたいんだっけか。
好きな人の笑顔くらいは守りたいものだと思う。
それすらままならず、迂闊にも安穏と日々を貪り尽くしている。
そこまで自覚があるのにもかかわらず、その先へと進めない。
袋小路から抜け出せないままに、単調な日々を繰り返すことで現実から目を背けようとしては失敗している。

進もう。怖がっていても始まらない。
自責に潰れるのは逃げだ。間抜けだからと平然とするのも逃避だ。
先へと進めないなら、進むべき行動を模索しよう。
嗚呼―――やっと少しだけ分かってきた。

僕はきっと成長が出来ない。
同じ事を繰り返し、その度に同じ後悔をして、同じ様に自責に苛まれ、自分を滑稽だと自嘲する。
それでも、傷をつけたのならその責は取るべき。
成長が出来ないと悔やむのは全てが終わってからでも出来るだろうよ。
今は原因を知ろう。己が無知であり無恥である事しか知らない僕が恐らく唯一取れる前へ進むための一歩。

ごめんね。